男に原因があるときの不妊対策について記しています。
男性でも不妊に悩んでいる人はいますが、男性不妊の原因というのは様々なものが考えられます。
男性不妊の原因として上位を占めているのが無精子症と呼ばれる症状で、精液の中に精子がいない状態を指します。
無精子症という症状を知っている人の中で、無精子症に種類があるということを知っている人はどのくらいいるでしょうか。
無精子症には、まず、精子はあるのに精子の通り通がふさがってしまっている閉塞性があります。
閉塞性の場合は精子の通り道がふさがっているだけで精子は体内にいますので、手術によって通り道を作ることによって完治させることができます。
手術さえしてしまえば不妊症は完治でき、性行為を行うことによってパートナーが子どもを授かることができます。
次に非閉塞性ですが、非閉塞性は通り道がふさがっている閉塞性と違い、精子自体が臓器で作られていない場合を指します。
非閉塞性は精子が作られていませんので、作られていない原因を検査することから治療が始まります。
その原因が先天性のものなのか後天性のものなのか、または遺伝的なものなのか、それは検査をしてみないとわかりません。
男性不妊の中でも多い無精子症患者ですが、その中でも非閉塞性患者数が閉塞性患者数を大幅に上回っています。
治療方法も多岐にわたるため、産婦人科を受診することが絶対です。
なかなか産婦人科に足を運びづらいという人もいるかもしれません。
しかし、産婦人科を受診するというのは決して恥ずかしいことではありません。
また、受診する際にはできることならパートナーと一緒に受診しましょう。
男性不妊の場合であったとしてもパートナーに自分が今どんな状態であるのかというのを知ってもらう必要があります。
無精子症の非閉塞性の場合、体内で精子が作られていないということは精子が1匹もいないということです。
したがって、体外受精といったような受精方法も行うことができません。
非閉塞性の治療方法は、中には外科的治療方法を用いて治療が行われることもあります。
医師に相談して検査をしてもらい、自分の不妊の原因が何であるのかというのをしっかりと把握し、不妊治療に努めるのが不妊を完治させる近道だと思います。
女性側に原因があることが多いと思われている不妊ですが、男性も20代から30、40代と不妊に悩んでいる人は多いのが現状です。
自覚症状こそありませんが、思い当たるふしのある人は一度産婦人科を受診してみるといいかもしれませんね。